ブラック企業のつらいシゴキに耐えても何の役にも立たない理由

ブラック企業にもいろいろな種類がありまして、今回取り上げるブラック企業は、中小企業のブラック企業です。
その特徴は、

  • 給料が低い
  • 人間関係が劣悪
  • 長時間労働
  • いくら働いても身につくスキルがろくでもない

といったところでしょうか。

 

それがすべてそろった会社なんてあるのか? とホワイト企業の社員の方は思うかもしれません。
しかし中小企業のブラック企業の場合は、すべてそろった会社の方が多いです。
それぞれが相互に影響しあって、悪い循環ができているからでしょう。

 

報道されている電通などのブラック企業。しかし中小企業よりもマシな現実

大企業の場合は、いくら長時間勤務でも、人間関係が劣悪でも、中小企業のブラック企業よりもマシ。
それは断言できます。

 

「大企業には大企業の悩みがあるさ。たとえば動かす金額の額が違うよ。ストレスはもっと凄い!」
とおっしゃるかもしれません。

 

しかし、中小企業にとっては数十万円が会社の存亡の危機に直面したりします。
金額が少なくともかかるストレスは同じくらい大きいもの。
中小企業クラスでは数百万円のお金が用意できずに死を選ぶこともあるのですから。

 

中小企業のサラリーマンにとっては、大企業以上に、ブラックな職場に転職しないように気をつけなければなりません。
ブラックな中小企業には、ブラックな大企業で働くようなメリットは1つもありません。
大企業ならば、たとえブラックで残業代が出ないとしても、基本給がそれなりにあります。
福利厚生もしっかりしていて、健康保険が国民健康保険、ということはないでしょう。
大企業で働いたというキャリアは、他社に転職するときに立派なキャリアとなります。

 

しかし、ブラックな中小企業はそのどれもありません。

 

ブラック中小企業のあきれた実態

ブラックな中小企業は、残業代が出ないどころか、さまざまな理由をつけて罰金を徴収したりします。
労働基準法では無論禁止されていますが、経営者は労働基準監督署の指導などつゆほども怖がりません。
裁判に訴えられたら、ようやく返金します。
しかし、裁判費用は高いため、被害者は泣き寝入りすることが大半。
それが分かっているから、多くの中小企業のブラック企業の体質が変わることはありません。

 

そのうえ、中小企業は福利厚生がまったくしっかりしていません。

 

たとえば健康保険。
「うちは社会保険やめたんだよ。高いから。自分で国民健康保険に入っておいて」
と、平気で言われますからね!

 

当然年金は厚生年金ではなく、国民年金です。

 

雇用保険を控除されていながら、雇用保険料を国に払っていないところもあります。

 

辞めた従業員から、
「失業保険をもらいたいので手続きしてほしい」
と依頼されて、初めて雇用保険加入と脱退の手続をするのです。

 

もしも、いきなり社員が辞めたりしたら?
その社員の雇用保険は支払いません。
社員は、給与から控除されていたにも関わらず、雇用保険未加入の状態ですえおかれるのです。

 

また、税金を滞納しているケースも有り、それが従業員にしわ寄せがいくこともあります。
源泉所得税の納付を数年ためこんでいたのを、一気に提出したりするために、その会社を辞めた後になって、
「不足額があるので、納税してください!」
と役所から督促されたりするのです。

 

以上、私が以前勤めていた会社の実話。
そういうブラック中小企業が腐るほどあることを覚悟しておいた方がいいでしょう。

 

ブラック企業で働くことが成長につながるという妄想

それでもブラック企業は社員を集めなければなりません。
だから、美辞麗句を並べ立てて会社を良いものに見せかけます。

 

そして、辞めようとすると、脅迫や泣き落し、役職や部下をつけて、やめられない状況を作り辞められないようにします。

 

さらには、辞めたあとも嫌がらせをしてきます(実話です)。

 

時間が貴重な30代にとって、ブラック企業に入社するほど人生をムダにすることはありません。

 

それなのに、脅迫された以外で働く理由の1つは、
「ブラック企業で働くことが、自分の成長につながるのではないか?」
という希望を持っている人が多いからかもしれません。

 

これほどつらいところで耐えれば、自分のスキルがパワーアップするのではないか、という願望です。

 

それは会社側も知っていて、社員が辞めようとすると、
「ここで辞めるような人間は、根性がないんだからどこでも通用しないよ」
とか、
「辞めぐせがつくから、少なくとも3年は働いたほうがいいぞ」
と言って遺留したりします。
社員の願望を知っているからです。

 

また、会社自身もそう信じ込んでいるので、うまく退社した社員には、
「ここで頑張れたのだから、どんなところに行っても大丈夫」
と言ってはげまして送り出しますし、社員自身も、
「ひどい職場だったかもしれないけれどもけれども、ここで通用したのならばどこでだって通用する」
とブラック企業で働いていた過去を肯定するものです。

 

しかし。

 

残念ながらそれは嘘です。
いや、嘘というと語弊があるかもしれません。
正確に言うならば、
「ブラック企業の経験は、次で働くところがブラック企業だったらとても役立つ。しかし、ホワイト企業では役に立たない。むしろ邪魔」
というところでしょう。

 

ブラック企業の経験が役立つのはブラック企業だけ

ブラック企業でつちかわれた根性だとか我慢だとかは、別のブラック企業では、当然役に立ちます。
同じように、我慢すればいいからです。
もしもそこで出世したとしたら、自分が上司にされたのと同じように部下に接すればいいのですから、ダイレクトに役立ちます。

 

ところが、ホワイト企業に転職すると、ブラック企業の経験が逆に足を引っ張ります。

 

すぐに想像つくのが、優れた上司像を持てない、というところです。
ブラック企業にはまともな人材はいません。
むしろ、残って出世している人材は、ブラックな体質のところでしか通用しないクズが多いです。

 

上司のモデルがクズだと、自分が上司になったときにどういう態度を取れば良いのか、途方にくれてしまいます。

 

部下がミスをしたらどうやって怒れば良いのか、部下の作業スピードを上げるためにはどのようにはっぱを掛ければ良いのか、進捗状況を確認するタイミングはいつがいいのか、う一つ一つを考えずに判断する1番の方法は、優れた上司のすることを観察しておくことです。

 

その記憶が血肉となり、いずれ自分が指導する立場となったときに役立ちます。
しかし、ブラック企業で働いていると、学習できません。
結局、昔自分がついた上司と同じことを部下にして、ホワイト企業では嫌われるハメに陥ることが多いのです。

 

出世するのは先の話だとしても、工夫よりも努力で乗り切ろうとする悪い癖がついていることは問題です。
ホワイト企業では周囲の同僚に比べて仕事が遅く、役立たずになることもあります。

 

Excelのマクロを利用することを「怠け者のすることだ」と教育されていたり、
エスカレーターを使うのではなく階段を走るよう指導されていたり、
電話が鳴る前に取るように指示されていたり、
大声で返事しないと怒鳴りつけられたり。

 

ブラック企業には特有の文化があります。
この文化、ホワイト企業の社員にとっては不愉快なことが多いため、それが良いことだと思って続けていると、転職先の同僚から浮いてしまうかもしれません。

 

無駄な文化に毒される意味なし

こうした細々とした違いが馬鹿になりません。

 

それに加えて、
無駄な飲み会だとか、
無駄な長時間の朝礼だとか、
無駄な資料の作成だとか、
無駄な人間関係の把握だとか。
ブラック企業は様々な無駄なことを強要するものですから、肝心な仕事のスキル向上のための時間に乏しくなりがちです。

 

結局、ブラック企業で働くと、ブラック企業でしか通用しないような、スキルの足りない脳筋(脳みそが筋肉)の人材へと成り下がってしまうのです。

 

何度も言います。

 

「ブラック企業に関わっていい経験となることはありません!」

 

もしもそれがいい経験に活かせた人がいたとしても、その期間をホワイトな企業で働いていたら、もっと素晴らしい経験を積むことが出来たでしょう。

 

ブラック企業で働くことは無駄ですからすぐに辞めるべきですし、もしも転職先がブラックな気配濃厚ならば、即座に辞退することをお勧めします。

 

もしも入社したとしても、3日で辞めるべきです。
ブラック企業で働くことは、あなたのキャリアを潰します。

 

あと、ブラック企業では不倫が多く、それを狙っている男性社員が多いので、女性はそこにも要注意です!

転職するなら転職エージェントに相談できるところへ

具体的な話として、転職をどのように進めていけば良いのでしょうか。
オススメするのは、転職のプロにまず相談することです。
そのためには、まず転職サイトの中で、転職エージェントを利用できるところに登録したほうがいいでしょう。

 

人材紹介業社の社員で転職希望者を直接担当する社員は「転職エージェント」「キャリアコンサルタント」などと呼ばれます。
(このサイトでは「転職エージェント」という言葉を使います)

 

転職エージェントに相談できるのとできないのとでは大違いです。
自分一人で抱え込むよりも、専門家に相談したほうが良いということは、転職が楽になったのは転職エージェントを利用してからという記事で詳しく解説しています。

 

大手の転職サイトに登録するべし

さて、どこか一つに登録するとすれば、
「大手に登録すること」
をオススメしています。

 

その理由は、
1.大手の方が紹介できる案件を豊富に持っているから。
2.いい加減なところに当たるリスクを避けられるから。
3.中小の素晴らしい転職エージェントとの比較材料になるから。
の3つの理由があるからです。

 

紹介してくれる転職先は、圧倒的に大手の転職エージェントに情報が集まります。
これはどうしようもない格差です。

 

また、小さな転職斡旋業者の中には、非常に悪質なところがときおり混じっていることもあります。
大手の転職エージェントには、そこまで悪質なものはないため、悪質業者と比較することにも使えます。

 

もちろん、大手に比べたデメリットを埋め合わせるために、小さい転職斡旋業のエージェントの方が、熱心に活動してくれるというメリットもあります。

 

転職斡旋業者は、地域差もありますし、転職エージェント一人ひとりの質にも大きく左右されます。
だから、中小企業の転職エージェントのほうが、あなたにあっている可能性も高いのです。

 

ただ、その良さを確認するためにも、まずはスタンダードなところに登録することがベスト。

 

転職エージェントが良かったDODA

そして、大手の中でどこか一つを選べ、と言われたとしたら、私は間違いなくDODAを選びます。
転職はDODA

 

たまたま担当の方が言い方だっただけかもしれませんが。

 

私がお世話になったのは、インテリジェンス時代からいらっしゃる古株の転職エージェント。
大変大柄で、一見、迫力のある強面の人物。

 

ところが情のある方で、私の輝かしくない経歴に無駄な時間を使わず、むしろ私がキャリアアップをする上での考え方について興味を持っていただき、最初の面接では一時間近く私の話を聞くことに時間を費やしてくれました。

 

たまたまその日が暇だったのかもしれませんが、
「これまでのキャリアではなく、あなたがこれからどう生きていきたいのか、が重要なんですよ」
とおっしゃっていただいたのが、とても印象に残っています。

 

その方のアドバイスのお陰で、私はいい転職ができました。

 

また、彼から紹介していただいたDODAの求人に関しても、待遇の良いものが多い、という印象を受けました。

 

履歴書の書き方なども丁寧に教えていただきましたし、転職活動中の力の抜き方などもアドバイスしてもらえました。

 

DODAの運営母体は「パーソルキャリア」

ちなみに「DODA」は、もともと「an」を発行していた学生援護会が発行した転職情報誌が元ですが、そのあと運営母体に変わったインテリジェンスは「パーソルキャリア」と名前を変えました。

 

よって、DODAもパーソルキャリアが運営していますが、紙媒体としての「DODA」は2009年に休刊、今は転職エージェントによって転職相談や転職支援を利用できる転職サイトonlyとなったようです。

 

最近、スティーブ・ウォズニアックや86歳の現役モデルであるカルメン・デロリフィチェを起用した「はたらいて、笑おう。」というオシャレな広告が、テレビでバンバン流れています。

 

DODA自体も新しく生まれ変わろうとしているこの時期、転職サポートに一段と力を入れていること間違いなし。
新しい場所へ飛び立とうとしているあなたも、新生DODAと一緒に羽ばたけるのではないかな、と思います。

 

DODAへの登録方法

上記サイトのDODAの登録方法についてご案内します。
まず、公式サイトDODAエージェントサービスにアクセス、
そのあと「エージェントサービスに申し込む(無料)」をクリックして現れる会員登録画面に、まずは氏名など基本情報を登録して、会員登録を済ませてください。

 

そして、必ず「エージェントサービスに登録」をしてください。
そうでなければ転職エージェントに相談ができません。

 

自分一人でまずやろう、は馬鹿やろう

ここでご注意。
転職に不慣れなひと、キャリアに自信がない人ほど、まずは自分一人で頑張ろうと思いがち。
プロに頼むのは、転職にある程度慣れてから、と思って、相談することをめんどくさがり、そして無駄な時間を費やしてしまう。
なかには転職のプロに相談しないまま、適当なところで妥協して、後で悔やむひとも多いようです。

 

それ、無駄なので辞めてください。
時間は有限です。
最初からプロの力を利用してください。

 

もちろん、DODA側の条件と折り合いがつかずに、転職エージェントの力を利用できない場合もあるでしょう。
その場合は、あきらめなければなりませんが、そうでない限り、積極的に転職エージェントの力を利用されたほうがよいでしょう。

 

転職はDODA